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2016年9月29日

株式会社デザインMプラス、株式会社サステナブルデザイン研究所が開発した、電子ペーパー楽譜表示端末"musik"が、このたび2016年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。電子ペーパー楽譜表示端末"musik"は、使いやすさと安全性を追求しながら生活シーンに調和するデザインに取り組んだ結果、高く評価されました。当社では今回の受賞を契機に商品化に向けた活動を推進するとともに、ものづくりにおけるデザインの活用を積極的に推進し、社会貢献に努めてまいります。

■ 受賞対象名称

電子ペーパー楽譜表示端末 "musik"

​■ 概要

“musik”は、演奏会場で使用することを目的とした電子楽譜表示端末です。紙のような表示能力を持つ13.3インチ電子ペーパーを2枚用いた2画面見開き型の構造となっています。端末は、譜面台に置ける軽さ、譜面台での操作に最適なタッチパネル、楽譜への書込みが可能なペンに対応しています。本体に本革を採用し包むことで、「やわらかさ」が安心感を与えるデザインとなっています。端末に表示する楽譜には、音符毎に電子化された楽譜を開発し、新たな演奏体験を提案していきます。演奏家がストレスを感じることなく演奏できるよう、今後も楽譜専用端末としての扱いやすさ、完成度を追求していきます。

■ ディレクター

株式会社デザインМプラス 山田 誠

 

■ デザイナー

株式会社サステナブルデザイン研究所 中村 光宏

 

■ デザインコンセプト

本体に本革を採用し包むことで、従来の電子機器と違い、その「やわらかさ」が安心感を与えるデザイン

■ グッドデザイン賞審査委員による評価コメント

紙の楽譜は、音楽演奏の歴史の中で、長年誰も疑問に思わない、当たり前の存在だったのではないだろうか。そんな中、譜面をめくったり、持ち運んだりする際に、恐らく見過ごされていたであろう演奏家が抱える課題に対し、電子ペーパーを使った楽譜の提案に踏み出した製品。実用的なテクノロジーを取り入れて、新しい演奏スタイルの提案を行う意義ある取り組みに対し、評価をしたい。今後、この分野がどのように展開されていくか楽しみである。

グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」に出展

本年10月28日(金)から東京ミッドタウンと渋谷ヒカリエで開催される、最新のグッドデザイン全件が集まる受賞展「[G展]GOOD DESIGN EXHIBITION 2016」東京ミッドタウン会場において、電子ペーパー楽譜表示端末"musik"が本年度受賞デザインとして紹介されます。

 [G展]GOOD DESIGN EXHIBITION 2016

 会期:10月28日 (金) 〜 11月3日 (木・祝)

 会場:東京ミッドタウン (東京都港区六本木)

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで60年にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は45,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞で、グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルとして広く親しまれています。

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